色々な種類の補助金があり、それぞれの補助金で採択率の違いがありますが基本的に申請したら１００％採択される補助金はいまのところほとんどありません（コロナ禍の事業復活支援金は支援金）。ですから、その申請で不採択になったからと言ってあきらめる必要はなく同じ事業内容で計画をしっかりブラッシュアップし、再チャレンジすることはほとんどの補助金が認めています。
不成功な理由を明確に把握する:
まず、最初の申請で不成功となった理由を詳細にチェックしてみます。申請書類の不備、要件の不適合、予算の不足など、具体的な問題点を絞り込んで特定することが重要です。
必要な改善を行う:
不成功な要素を修正するために必要な改善策を検討しましょう。申請書類の不備があれば修正し、要件に合致するようにプロジェクト計画を見直す（賃上げ要件・人員計画）などの対策を取り練り直します。
相談や助言を求める:
再申請に際して、補助金の担当機関や関係者とのコミュニケーションを密にしましょう。相談や助言を求めることで、申請書類の修正やプロジェクト計画の改善に役立つ情報を得ることができます。商工会議所や身近な中小企業診断士や行政書士などプロへ相談することも一つの手段です。
提出書類やプロジェクト計画の再評価:
再申請時には、不成功となった申請書類やプロジェクト計画を再評価し、不足していた情報について具体的かつ、そのエビデンスの出典を明示しグラフや表を活用し、審査員に判りやすくすることを心がけます。また、要件に沿わない点は思い切り削除し、より具体的で適切な提案を行うことが重要です。
【 まとめ 】
補助金申請は採択されなかったから、再申請できないとあきらめてはいけません。せっかく作った事業概要や事業計画そのものをしっかり見直すことが、今後の事業における成功を導いてくれるはずです。その結果、補助金の再申請が採択され新たな事業展開による未来が開けるのです。